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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科53巻10号

1999年10月発行

文献概要

今月の臨床 —リニューアル—帝王切開 帝切の現況

3.子宮壁の切開と縫合法—私はこうしている 4)

著者: 伊原由幸1

所属機関: 1神戸市立中央市民病院産婦人科

ページ範囲:P.1244 - P.1245

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 帝王切開は最も基本的な手術の一つであり,施設により方法や縫合糸などに多少違いはあるが大筋では同じある.大事なことは,慎重にていねいに行うことであり,ポイントは,①膀胱を損傷するな,②児を損傷するな,③筋層は2層にていねいに縫合せよ,の3点である.
 このうち第3点は,術後出血が母体に致命的ともなりうるので最も重要である.とくに子宮口開大後の緊急帝切では切開創が裂傷状に伸びていることがあり,縫合には細心の注意が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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