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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科53巻10号

1999年10月発行

文献概要

今月の臨床 —リニューアル—帝王切開 ハイリスク帝切

2.前置胎盤の帝切

著者: 田中政信1 平川舜1

所属機関: 1東邦大学医学部第1産科婦人科

ページ範囲:P.1252 - P.1254

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 前置胎盤の頻度は全分娩数の約0.5%程度といわれ,経産婦であることや帝王切開術の既往などとの関連性が高い.分娩様式は帝王切開が多く選択され,その際前壁に付着する胎盤の処理法や,まれではあるが癒着胎盤の場合には剥離面の止血が困難となり子宮全摘出を余儀なくされる症例も存在するので,妊婦管理を含め,前置胎盤の病態や分娩時の対応など術前のインフォームドコンセントがきわめて重要となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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