文献詳細
CURRENT RESEARCH
文献概要
私は,「精子と活性酸素」というテーマを指導教授である飯塚理八先生(現 慶應義塾大学名誉教授)よりいただき,名取道也講師(現 国立大蔵病院臨床研究部長)のご指導のもと研究を行っておりました.1987年に飯塚先生のご推挙で排卵の研究の世界的権威である米国JohnsHopkins大学のWallach教授のもとへ留学し,卵巣の生理学についての勉強を開始いたしました.そこでは主として卵巣の灌流系を用いた実験を行い,排卵を中心として周期的にその形態を変える卵巣という神秘的な臓器に強く興味を持つこととなりました.帰国後,慶應義塾大学医学部医化学教室の末松 誠助教授らによるin situ digital microfluorographyを用いた肝臓微小循環の研究に接して,これを微小循環の特徴的変化を示す卵巣に応用できないかと考え,現在に至っております.
第50回日本産科婦人科学会シンポジウムにおいて発表の機会が与えられ,吉村𣳾典教授のご指導でこれまでの研究の一部をまとめることができました.今後も多くの仲間達と一緒に楽しく研究ができればと考えております.
第50回日本産科婦人科学会シンポジウムにおいて発表の機会が与えられ,吉村𣳾典教授のご指導でこれまでの研究の一部をまとめることができました.今後も多くの仲間達と一緒に楽しく研究ができればと考えております.
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