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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科53巻11号

1999年11月発行

今月の臨床 不正性器出血—原因と対応

ホルモン異常

1.思春期の出血

著者: 黒島淳子1 熊谷万紀子1

所属機関: 1東京女子医科大学第二病院産婦人科

ページ範囲:P.1352 - P.1354

文献概要

 思春期の出血はしばしば長期間持続し,量は少量の場合から凝血が混じるなどさまざまである.強度の貧血症となってから来院してくる場合が多い.また,その年齢も初経後まもなくの12歳ころから16〜18歳ころまでと幅が広い.内分泌上はエストロゲンのみの長期の分泌であり,いわゆる排卵のない無排卵周期であることが大多数である1,2)
 したがって,その基礎となっているホルモンの状態と,それを止血・修復するためにはどのようにしたらよいかということであり,難しいところである.当大学の思春期外来における出血例について考察をする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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