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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科53巻11号

1999年11月発行

連載 誌上Debate・5

切迫早産治療へのβ2-stimulant使用の是非

著者: 西島正博1 谷昭博1 中村幸雄2 土屋清志2

所属機関: 1北里大学医学部産婦人科 2杏林大学医学部産科婦人科

ページ範囲:P.1416 - P.1420

文献概要

 是 現在β2-stimulant がβ2受容体を刺激し,アデニルサイクレースを活性化させることにより細胞内のcAMP濃度上昇を引き起こすことが,細胞内カルシウムの濃度を低下させるとともに,アクチン-ミオシンのカルシウムやプロスタグランジンへの感受性を低下させ,子宮筋の弛緩をもたらすという作用自体を否定する者はいないであろう.子宮筋の収縮抑制効果があるならば,当然適切な時期に治療を行えば切迫早産治療には有効であると考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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