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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科53巻11号

1999年11月発行

症例

若年型および成人型顆粒膜細胞腫の2症例

著者: 小原範之1 寺本憲司1 新谷潔1 塚本澄子2 鷹井敏子2 近藤さおり2 三村恵子2

所属機関: 1甲南病院産婦人科 2甲南病院中央検査部(病理)

ページ範囲:P.1437 - P.1440

文献概要

 今回,特徴的な組織形態を呈する若年型および成人型顆粒膜細胞腫を経験したので報告する.
 若年型では多量の腹水貯留と右多房性腫瘤を認め,右卵巣腫瘍摘出術と左卵巣楔状切除術を施行した.腫瘍は大小の濾胞を形成し,濾胞内にエオジン好性の分泌物を認めた.核分裂像が散見され核異型は軽度から中等度であった.また,腫瘍細胞の黄体化もみられた.術後にCTP療法を施行した後,腹腔鏡手術を施行したが腹腔内に再発を認めなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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