文献詳細
今月の臨床 産褥の異常と対策
乳腺の異常
文献概要
乳頭炎,乳輪炎
産褥期において乳頭,乳輪は新生児の強い吸啜にさらされる.この吸啜によって乳頭上皮の剥脱,亀裂,びらんなどに続発して起こる表在性の炎症が乳頭炎,乳輪炎である.乳頭炎,乳輪炎はそれ自体では大きな問題とはならないが,この部位からの細菌の侵入は乳腺炎の原因となるので予防が重要である.そのため妊娠中から乳頭部のマッサージを行い,扁平あるいは陥没乳頭の改善をするとよい.
治療には抗生物質軟膏の塗布を行い,炎症が強い場合には抗生物質の全身投与も考慮する.
産褥期において乳頭,乳輪は新生児の強い吸啜にさらされる.この吸啜によって乳頭上皮の剥脱,亀裂,びらんなどに続発して起こる表在性の炎症が乳頭炎,乳輪炎である.乳頭炎,乳輪炎はそれ自体では大きな問題とはならないが,この部位からの細菌の侵入は乳腺炎の原因となるので予防が重要である.そのため妊娠中から乳頭部のマッサージを行い,扁平あるいは陥没乳頭の改善をするとよい.
治療には抗生物質軟膏の塗布を行い,炎症が強い場合には抗生物質の全身投与も考慮する.
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