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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科53巻12号

1999年12月発行

文献概要

今月の臨床 産褥の異常と対策 主要合併症

2.血栓・塞栓

著者: 竹田省1

所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センター

ページ範囲:P.1498 - P.1500

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 近年,わが国でも欧米人同様,心筋梗塞,肺塞栓症など血栓症による死亡が増加している.下肢静脈血栓症やその重篤な合併症である肺塞栓症は,術後合併症として婦人科領域でも問題となっている.また産科領域においても産科的肺塞栓症は,出血死に次いで妊産婦死亡原因の第2位になっている.血栓性肺塞栓症の多くは帝王切開術後で,最近の帝切率の増加傾向を考え合わせると今後の動向が危惧される1,2)
 本稿では産褥合併症としての下肢深部静脈血栓症,肺塞栓症とその対策について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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