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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科53巻2号

1999年02月発行

今月の臨床 GnRH療法の新展開

GnRHアゴニストによる治療—適応基準と問題点

1.思春期早発症

著者: 朝倉由美1 立花克彦1 諏訪珹三1

所属機関: 1神奈川県立こども医療センター内分泌代謝科

ページ範囲:P.170 - P.173

文献概要

 中枢性思春期早発症(以下,CPPという)は,何らかの原因で視床下部—下垂体—性腺系が早期に成熟し,二次性徴が通常の年齢に比べて異常に早期に出現する小児特有の疾患である.現在ではGnRHアゴニスト(以下,GnRHaという)によるゴナドトロピン分泌抑制が本症の内分泌的動態を矯正するための治療の第一選択となっている.しかし,乳幼児期の発症例では10年をこえる投与が必要な場合もあり,その効果や長期の安全性については,今後さらに検討を続ける必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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