文献詳細
今月の臨床 GnRH療法の新展開
GnRHアゴニストによる治療—適応基準と問題点
4.卵巣過排卵刺激法(COH)
著者: 菅沼信彦1 近藤育代2 安藤智子3
所属機関: 1名古屋大学医学部附属病院周産母子センター 2名古屋大学医学部産婦人科 3総合上飯田第一病院不妊センター
ページ範囲:P.180 - P.182
文献概要
現在,体外受精—胚移植(IVF-ET)における卵巣過排卵刺激(COH)時のhMG/FSH投与とともに,GnRHaを併用する方法は常識となっているが,通常のCOHの際には第一選択ではない.どのような場合にGnRHaを併用するのが好ましいのか,GnRHaの持つ特性からその適応と問題点を概説する.
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