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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科53巻2号

1999年02月発行

今月の臨床 GnRH療法の新展開

GnRHアゴニストによる治療—適応基準と問題点

8.卵巣癌

著者: 藤田征巳1 澤田益臣1 村田雄二1

所属機関: 1大阪大学医学部産科婦人科

ページ範囲:P.196 - P.198

文献概要

 ゴナドトロピン,エストロゲンは卵巣癌の増殖に促進的に働く.GnRHアゴニストは,下垂体脱感作によりゴナドトロピン分泌抑制と卵巣エストロゲン低下をもたらすことおよびその直接作用により,卵巣癌治療に効果が期待できる.卵巣癌のGnRHアゴニストによる治療の報告がいくつかなされているが,その評価については一定していない.しかし,化学療法無効例の一部で副作用が少ないという利点より,QOLの改善が期待でき,治療の適応となりうる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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