文献詳細
今月の臨床 新生児トラブルの初期対応—産科医へのアドバイス
全身状態の異常
文献概要
新生児の正常肛門体温は36.5〜37℃である.新生児は体温調節能が未熟なだけでなく,体表面積が大きいため環境に大きく影響されやすいので,体温を維持するのに必要な酸素消費量が最小ですむ中性環境温(neutral thermal range,図11))を準備してあげることがたいせつである.中性環境温は在胎週数が短いほど,また日齢が若いほど高くしなければならない.
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