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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科53巻3号

1999年03月発行

文献概要

今月の臨床 新生児トラブルの初期対応—産科医へのアドバイス 全身状態の異常

4.嘔吐・吐血

著者: 川口千晴12 志村浩二1

所属機関: 1静岡県立こども病院未熟児新生児科 2奈良県立医科大学新生児集中治療部

ページ範囲:P.256 - P.257

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 新生児は,解剖学的および機能的特性から溢乳しやすく,そのため嘔吐は新生児室において高頻度にみられる.その多くはとくに治療を要しない生理的嘔吐であるが,ときに重篤な疾患の唯一の症状であることがあり,適切な検査・処置が予後を左右する.
 プライマリケアとして最も重要な点は,生理的嘔吐と病的嘔吐を鑑別し,児を専門施設に搬送する是非とその時期を逸しないことである.以下,鑑別に必要な診察のポイントおよび検査・処置について記述する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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