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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科53巻3号

1999年03月発行

今月の臨床 新生児トラブルの初期対応—産科医へのアドバイス

皮膚色の異常と発疹

2.黄疸

著者: 立石格1

所属機関: 1済生会横浜市南部病院小児科

ページ範囲:P.264 - P.266

文献概要

 新生児期にみられる黄疸は,大部分が生理的なものであり,治療の必要がない.しかし,黄疸が強度になると,ビリルビンによる脳障害である核黄疸が引き起こされる場合がある.とくに基礎疾患が背景にある場合,疾患によってはその危険性が高く,新生児黄疸の管理においては,核黄疸の予防と基礎疾患の発見が重要な柱となる.したがって,病児を扱わないことを原則とする一般の新生児室では,治療を要する高ビリルビン血症の早期発見と,専門機関に診断・治療を依頼する時期を誤らないことが大切である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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