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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科53巻3号

1999年03月発行

今月の臨床 新生児トラブルの初期対応—産科医へのアドバイス

顔貌・体型の異常と外表奇形

6.麻痺

著者: 新島新一1 東芝直樹1

所属機関: 1順天堂大学医学部附属順天堂伊豆長岡病院小児科

ページ範囲:P.310 - P.312

文献概要

頸神経叢麻痺
 頸神経叢は脊髄神経のC1〜C4までの神経根より形成される.運動枝は前頸部および後頸部の諸筋を支配し,一部は胸鎖乳突筋や僧帽筋にも達する.またC3〜C5までの枝は横隔神経となり横隔膜へ達する.横隔神経麻痺は,この神経叢の障害のなかで最も重症で,分娩時に頸部を過伸展することにより発生する.新生児の横隔神経麻痺の大部分(80〜90%)は腕神経叢麻痺に合併する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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