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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科53巻4号

1999年04月発行

文献概要

連載 カラーグラフ 実践的な腹腔鏡下手術・28

当科における腹腔鏡下手術の準備について—機器,器具,器材,手術室を中心に

著者: 伊熊健一郎1 子安保喜1 堀内功1 西尾元宏1 植田敏弘1 山田幸生1

所属機関: 1宝塚市立病院産婦人科

ページ範囲:P.349 - P.352

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 円滑に腹腔鏡下手術を進めていくうえで,必要となる準備内容が幾つかある.例えば,腹腔鏡の装置類の点検,手術の器具類の整備,手術室の機械類の配置,麻酔機器の点検,患者の体位,コード類などの配置,視野の確保、ディスポ製品の充実と補充,縫合・結紮のセット,止血や癒着予防などの製剤類などの整備,器具類の後片づけと確認.次のための滅菌消毒,などが挙げられる.
 往々にしてこれらの点には目が向けられず,手術内容だけに視点が奪われがちになる.しかし,上記のような内容についての整備や点検といった気配りが,円滑な手術操作につながることであり,より完成度の高い手術に近づくものと信じている.すなわち,常日ごろより『手技の習熟』を含めたトータルの準備がより大切であると認識している.また,患者を中心とした医師側と看護婦やパラメディカル的なスタッフとの調和も必要なことはいうまでもないことである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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