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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科53巻4号

1999年04月発行

今月の臨床 婦人科外来

婦人科腫瘍患者の診療

4.子宮頸癌

著者: 櫻木範明1 山本律1 岡元一平1 小口健一1 佐川正1 藤本征一郎1

所属機関: 1北海道大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.476 - P.483

文献概要

●はじめに
 子宮頸癌外来の目的・意義は,①集団検診あるいは施設検診でスクリーニングされた細胞診異常症例などに対する二次検診を行い,診断を確定すること,②診断の説明とともに,治療内容とその予想される成績ならびに後障害の可能性について説明を行うこと,③治療後のQOLの観察と全身的な健康管理を行うこと,④治療後のQOLの改善のために必要な内科的あるいは外科的処置を行うこと,⑤再発あるいは他臓器癌の早期診断を行うこと,などにある.治療そのものはこのなかに含めていないが,癌治療においては根治性を損なわない限りにおいて,機能温存を考慮した手術治療が望まれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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