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今月の臨床 婦人科外来 内分泌疾患・不妊症患者の診療
8.hMGからhCGへの切り替えのタイミング
著者: 竹下直樹1 久保春海1
所属機関: 1東邦大学医学部第一産科婦人科
ページ範囲:P.532 - P.536
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hMG(human menopausal gonadotropin)—hCG(human chorionic gonadotropin)療法は,超音波断層法による正確な卵胞発育の計測.尿中LHサージの簡易測定法の改善に伴って,外来において比較的その使用は容易となってきている.とくに生殖補助技術における排卵誘発では,確実かつ良好な卵胞発育のための治療法である.しかし,多胎妊娠,卵巣過剰刺激症候群(OHSS)などのiatrogenicともいえる問題点を考慮する必要がある.ここでは,上記問題点の予防も考慮しhMGからhCGへの切り替えのタイミングについて解説する.
hMG(human menopausal gonadotropin)—hCG(human chorionic gonadotropin)療法は,超音波断層法による正確な卵胞発育の計測.尿中LHサージの簡易測定法の改善に伴って,外来において比較的その使用は容易となってきている.とくに生殖補助技術における排卵誘発では,確実かつ良好な卵胞発育のための治療法である.しかし,多胎妊娠,卵巣過剰刺激症候群(OHSS)などのiatrogenicともいえる問題点を考慮する必要がある.ここでは,上記問題点の予防も考慮しhMGからhCGへの切り替えのタイミングについて解説する.
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