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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科53巻6号

1999年06月発行

今月の臨床 卵巣がんと闘うために

総論

4.リスクファクター 2)内分泌因子

著者: 山川洋光1 今野良1 佐藤信二1

所属機関: 1東北大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.780 - P.781

文献概要

 卵巣癌の発癌過程や発癌要因の詳細は不明であるが,卵巣癌発癌に関するリスク因子については主に疫学的な調査による検討1)が行われ,①内分泌因子(排卵・性腺刺激ホルモン),②環境因子(異物・手術),③遺伝的因子などが,危険・抑制因子として挙げられている.未妊や排卵誘発,遅い初経,早い閉経,異物である雲母やアスベストは発癌に対して促進的に働き,経口避妊薬,卵管結紮術は抑制的に働くといわれている.本稿では,内分泌因子である「排卵」との関連に焦点を当てて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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