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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科53巻6号

1999年06月発行

今月の臨床 卵巣がんと闘うために

治療

3.薬物療法 1)卵巣癌に対するSecond Line Chemotherapy

著者: 波多江正紀1 中村俊昭1 大西義孝1 前田康貴1 河野哲志1 上塘正人1 山道玄1

所属機関: 1鹿児島市立病院産婦人科

ページ範囲:P.822 - P.827

文献概要

 Hoskinsらによる最近のOV.8研究とOV.4研究を比較し,初回診断時の進行期,組織分化度,組織型,残存腫瘍径,年齢,performance statusおよび,再発時の再発までの時間,再発部位,腹水について検討した.卵巣癌再発後の予後にかかわる因子は,再発までの時間,治療開始時の組織分化度およびperformance statusの三つであった.手術操作が再発までの時間に関与すると考えられる以外,再発後の予後にかかわる人為的な操作はかかわりを持っていない1).再発までの時間に加えて,新しいtaxaneの導入がどのように分類整頓されて治療に当たるかを確認する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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