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今月の臨床 胎児へのlife line臍帯 臍帯の臨床
2.臍帯圧迫と脳障害
著者: 伊藤隆志1 片桐千恵子1
所属機関: 1博愛病院産婦人科
ページ範囲:P.905 - P.907
文献購入ページに移動 成熟児の脳性麻痺が減少してきた現在,相対的に未熟児の脳性麻痺の数はむしろ増加しているとさえいわれている.その多くを脳室周囲白質軟化(PVL)が占めている.PVLは出生後だけでなく出生前にも発生するとされている.出生前発症PVLの原因と臍帯異常の関連性が注目されている.ここでは臍帯をクランプすることにより脳障害が起こるのか,どのようなクランプの方法で起こるのか,その機序はどうなのかなどに関する動物実験,および臍帯異常と出生前発症PVLに関連性が認められたとするわれわれの臨床成績について述べる.
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