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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科53巻7号

1999年07月発行

文献概要

今月の臨床 胎児へのlife line臍帯 臍帯の臨床

11.臍帯穿刺の適応とタイミング

著者: 渡辺孝紀1 岡村州博1 矢嶋聰1

所属機関: 1東北大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.936 - P.940

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 1983年のDaffosら1)の報告以来,胎児の臍帯穿刺による胎児血採取(percutaneous umbilicalblood sampling:PUBS)は周産期医療において不可欠の手技となった.しかしこの操作は母児に対し侵襲的であり,その適応の選択においては得られる結果による母児の利益とこの手技に伴う母児へのリスク,すなわち合併症の発生をつねに考慮する必要がある.
 現在,さまざまな適応でPUBSは行われているが,本稿ではわれわれの行ってきたPUBSの結果2)と経験した合併症について述べ,これらに基づいてPUBSの適応とタイミングについて主に妊娠22週以降の場合について検討する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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