icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科53巻8号

1999年08月発行

今月の臨床 生殖医療とバイオエシックス

体外受精

3.減胎手術

著者: 津端捷夫1 佐藤和雄1

所属機関: 1日本大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.1032 - P.1036

文献概要

 排卵誘発や体外受精—胚移植など生殖補助医療技術の発達は不妊夫婦にはかり知れない福音をもたらした.しかしその一方において,卵巣過剰刺激症候群や多胎妊娠などの副作用の増加が問題となって種々の議論を巻き起こしている.もとよりこれらの副作用発現を防止することが急務であり,排卵誘発法における単一排卵の研究や体外受精—胚移植法における移植胚数の制限などの面から検討されている.しかし,これらを防止する完全な対策は存在せず,多胎妊娠に関してはその普及とともに増加してきた経緯があり,その解決法の一つとしての減胎手術の是非を巡って論議が重ねられてきた.しかしいまだそれの結論を得るに至っていない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら