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連載 産婦人科キーワード・35
カドヘリン
著者: 東敬次郎1 苛原稔1 青野敏博1
所属機関: 1徳島大学
ページ範囲:P.1076 - P.1076
文献購入ページに移動細胞接着分子には,細胞と細胞外マトリックス(コラーゲンなど)を接着させるもの(インテグリン,フィプロネクチンなど)と,細胞と細胞の接着を起こすものに大別される.カドヘリンは後者の代表的な例で,細胞表面に存在し細胞間接着を担当する糖蛋白である.カドヘリンは,その作用を発揮するためにはカルシウムが必要で,カルシウム依存性細胞接着性分子(calcium-dependentcell adhesion molecule)を語源にカドヘリン(cadherin)と命名された.
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