文献詳細
今月の臨床 増えてきた子宮体癌
検査・診断
文献概要
腫瘍マーカーは,主として①癌の診断,スクリーニング,②治療効果の判定,③治療後のフォローアップなどに際しての臨床的有用性を期待されて用いられ,実際に卵巣癌や頸癌(扁平上皮癌)においては欠かせないものとなっている.一方,子宮体癌に関して特異的な腫瘍マーカーはこれまで報告されておらず,他の婦人科悪性疾患に比し腫瘍マーカーの有用性は低いと言わざるを得ない.しかし,このような現状において既存の腫瘍マーカーの再検討,あるいはコンビネーションによる応用も試みられている.
本稿では,子宮体癌における腫瘍マーカーの成績と有効な臨床応用について概説する.
本稿では,子宮体癌における腫瘍マーカーの成績と有効な臨床応用について概説する.
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