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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科53巻9号

1999年09月発行

今月の臨床 増えてきた子宮体癌

検査・診断

5.腫瘍マーカー

著者: 福地剛1 野澤志朗1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.1166 - P.1167

文献概要

 腫瘍マーカーは,主として①癌の診断,スクリーニング,②治療効果の判定,③治療後のフォローアップなどに際しての臨床的有用性を期待されて用いられ,実際に卵巣癌や頸癌(扁平上皮癌)においては欠かせないものとなっている.一方,子宮体癌に関して特異的な腫瘍マーカーはこれまで報告されておらず,他の婦人科悪性疾患に比し腫瘍マーカーの有用性は低いと言わざるを得ない.しかし,このような現状において既存の腫瘍マーカーの再検討,あるいはコンビネーションによる応用も試みられている.
 本稿では,子宮体癌における腫瘍マーカーの成績と有効な臨床応用について概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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