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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科53巻9号

1999年09月発行

臨床経験

腹腔鏡下手術を行った卵巣腫瘍合併妊娠8症例の検討

著者: 塚原慎一郎1 渡邊義輝1 宇田川敦子1 竹田明宏1

所属機関: 1岐阜県立多治見病院産婦人科

ページ範囲:P.1215 - P.1219

文献概要

 8例の卵巣腫瘍合併妊娠に対して,腹壁吊り上げ法による腹腔鏡下手術を行った.麻酔方法は,当初は脊椎麻酔,場合により硬膜外麻酔を併用していたが,最近では全身麻酔で行っている.組織型は,7例が類皮嚢胞腫,1例が漿液性嚢胞腺腫であった.1例は術中に類皮嚢胞腫の腫瘍内容が漏出し,術後に軽度の化学的腹膜炎を併発した.しかしながら,その他には明らかな合併症を認めなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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