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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科54巻1号

2000年01月発行

今月の臨床 胎盤異常と臨床

妊娠前期の胎盤異常

3.胎盤の位置異常と妊婦管理

著者: 石原楷輔1

所属機関: 1日本医科大学附属第二病院産婦人科

ページ範囲:P.20 - P.25

文献概要

 妊娠前期を妊娠前半期と解釈すると,定義に従い妊娠第5か月(妊娠12〜16週未満)までの妊娠期間である.また用語としての「胎盤」は,成書によれば妊娠13週,とくに16週以降に使用され,それ以前は「繁絨毛膜(絨毛膜有毛部)」が一般的な用語である.一方,「胎盤の位置異常」が臨床的に問題になるのは,通常,妊娠中期以降である.そこで用語や臨床的意義を踏まえて,本稿での「妊娠前期」を妊娠第6〜7か月ころ(妊娠中期)までと幅広く解釈し,この期間における「胎盤の位置異常」,すなわちその代表的病態である前置胎盤について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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