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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科54巻1号

2000年01月発行

連載 ARTシリーズ・8

ARTによる妊娠のうちどのくらいが生存児として生まれ,どのくらいが双胎か?

著者: 矢沢珪二郎1

所属機関: 1ハワイ大学

ページ範囲:P.34 - P.34

文献概要

 図はART周期のうち妊娠した27%の帰結を示したものである.そのうちほぼ84%は生存児をもうけ,16%は1度は妊娠しながらもよい結果には至らなかった.全体の52%は単胎,32%は双胎であった(多胎は1妊娠として数えた).三胎もいれると全体の38%が多胎で,これが一般人口で起こる割合は2.7%である.
 多胎はさまざまな問題をもち,例えば内科的合併症,高い帝切率,児の未熟や低体重,新生児の障害を伴う発育などがある.妊娠してもよい結果とはならなかった場合は,子宮外妊娠,自然流産,死産などである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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