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今月の臨床 胎盤異常と臨床 妊娠後期の胎盤異常
5.母児間輸血症候群
著者: 中村幸夫1 松原徹2
所属機関: 1国立弘前病院産婦人科 2国立弘前病院小児科
ページ範囲:P.44 - P.47
文献購入ページに移動本来,隔離されているはずの胎児血液が母体循環へ入り込む,いわゆる経胎盤出血の概念を唱えたのは,1905年のDienst1)が最初であろう.彼は,母児間に血液型不適合がある場合に,母体循環へ入り込んだ胎児血液が原因となり,子癇が発症すると考えていた.
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