icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科54巻1号

2000年01月発行

今月の臨床 胎盤異常と臨床

産科異常と胎盤病理

1.合併症妊娠の胎盤病理

著者: 中山雅弘1

所属機関: 1大阪府立母子保健総合医療センター検査科

ページ範囲:P.48 - P.52

文献概要

 胎盤は母児の共有物であり,母体の疾患や胎児の発育とその異常に大きくかかわる.今回のテーマは合併症妊娠の胎盤所見である.とくに,妊娠中毒症と糖尿病と自己免疫疾患を中心に述べる.これらの胎盤病理所見は,以前より詳しく記載されているが,最近では,妊娠中あるいは妊娠前から十分に管理がなされていることが多く,典型的な異常所見がみられることは少なくなってきている。.然ながら母児ともに健康な状態で十分に管理された例は胎盤も正常のことが多い.したがって,胎盤の観察は,妊娠中の管理の適切さのバロメーターとも考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら