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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科54巻10号

2000年10月発行

文献概要

今月の臨床 女性の泌尿器疾患—最新情報 主要症状

1.尿失禁 2)薬物療法

著者: 石河修1

所属機関: 1大阪市立大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.1183 - P.1185

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はじめに
 大阪市立大学では1990年より排尿障害外来を開設し現在に至っている.その間尿失禁患者に最も必要な尿失禁管理の専門医の養成に努めてきたが,ここに至り尿失禁管理に必要なことは,むしろあらゆる施設のすべての産婦人科医にとって取り扱いが容易であり,患者が満足できる統一化された尿失禁管理基準の早急な取り決めである.その条件としては,簡便でしかも安全性が高く臨床的に有用な診断,管理の基準であろう.
 そこで,今回は当外来での経験よりえられた知見をもとに,産婦人科医として尿失禁患者を診るにあたり最低限必要な薬物療法の実際について述べることとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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