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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科54巻11号

2000年11月発行

今月の臨床 母子感染—最新の管理指針を考える

ウイルスの母子感染とその管理

3.C型肝炎

著者: 打出喜義1

所属機関: 1金沢大学医学部附属病院産婦人科

ページ範囲:P.1277 - P.1280

文献概要

ウイルスの性状
 C型肝炎ウイルス(HCV)は,その表面にスパイク状の突起を持つ直径55〜65nmの一本鎖RNAウイルスで約9,500塩基からなっている.Open reading flameには5�側から,core(C)領域・envelope(E)領域といわれる構造領域と,それに続く非構造領域(non-structural region:NS)がある.5つに細分されている初めのNS1部位はE領域に含まれ(E2/NS1領域),ウイルス表面の抗原決定基となる被殻蛋白をコードしているが,多様性を示すために,HCVワクチン作成の際の障害となっている1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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