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文献概要
今月の臨床 母子感染—最新の管理指針を考える ウイルスの母子感染とその管理
4.サイトメガロウイルス
著者: 北中孝司1
所属機関: 1奈良県立医科大学産科婦人科学教室
ページ範囲:P.1281 - P.1283
文献購入ページに移動はじめに
本邦ではサイトメガロウイルス(CMV)の抗体保有率が高く,妊娠中に初感染を受ける可能性は少ないとされてきたが,先天性CMV胎内感染症の報告が散見されるようになってきた.先天性CMV感染症で予後重篤例に遭遇すると,日常臨床の上でCMVの母子感染を予防する必要性を痛感する.
ここでは,CMVの性状や疫学と妊娠中の感染,診断や管理方針などについて述べたい.
本邦ではサイトメガロウイルス(CMV)の抗体保有率が高く,妊娠中に初感染を受ける可能性は少ないとされてきたが,先天性CMV胎内感染症の報告が散見されるようになってきた.先天性CMV感染症で予後重篤例に遭遇すると,日常臨床の上でCMVの母子感染を予防する必要性を痛感する.
ここでは,CMVの性状や疫学と妊娠中の感染,診断や管理方針などについて述べたい.
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