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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科54巻11号

2000年11月発行

今月の臨床 母子感染—最新の管理指針を考える

ウイルスの母子感染とその管理

8.HTLV−1

著者: 伊藤雄二1 岩坂剛1 庄野秀明2

所属機関: 1佐賀医科大学産科婦人科学教室 2佐賀医科大学医学部附属病院医療情報部

ページ範囲:P.1293 - P.1295

文献概要

ウイルスの性状
 成人T細胞性白血病(adult T-cell leukemia:ATL)の原因ウイルスであるhuman T—lymphotropic virus type 1(HTLV−1)はレトロウイルスに属するが,DNAの構造に約1.6kbのpXと呼ばれる領域を持つことが他のレトロウイルスとは異なっており,そのpX領域のtax, rexといった遺伝子がウイルスの増殖を制御するとともにATLの発症に重要な役割を果たすと考えられている1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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