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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科54巻11号

2000年11月発行

今月の臨床 母子感染—最新の管理指針を考える

ウイルスの母子感染とその管理

9.HIV

著者: 宮澤豊1

所属機関: 1東京都立豊島病院産婦人科

ページ範囲:P.1296 - P.1301

文献概要

はじめに
 WHO(世界保健機関)の報告によると,アフリカでは妊婦の40%がHIV(human immunodefi—ciency virus)感染者であり,年間13,000人の感染妊婦が分娩し,HIVの母子感染率が30%を超える国も少なくないと推定されている.
 わが国においては,1999年末までに34例の母子感染例が報告されているのみで,感染妊産婦や母子感染例が諸外国に比べ極めて少ないが,最近の若年層の感染者の増加や感染者のQOLの改善に伴い,今後,感染妊産婦が増加することが危惧される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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