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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科54巻11号

2000年11月発行

連載 産婦人科キーワード・57

レプチン

著者: 斎藤誠一郎1

所属機関: 1小松島赤十字病院産婦人科

ページ範囲:P.1324 - P.1324

文献概要

定義
 レプチンは,1994年にクローニングされた肥満遺伝子1)(ob遺伝子)の産物で,分子量16kDのタンパク質である.強力な摂食量抑制,体重増加抑制を示すため,ギリシャ語でやせるという意味であるleptosよりレプチン(leptin)と名づけられた.レプチンは,シグナルペプチドが除かれた146アミノ酸が血液中に分泌蛋白として存在する.主として脂肪組織より産生され,視床下部にあるレセプターを介して交感神経を活性化し,脂肪量を一定に保つフィードバック機構を持つとともに,生体内のエネルギーバランス系や生殖を含めた内分泌系に重要な役割を果たしている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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