文献詳細
連載 カラーグラフ 知っていると役立つ婦人科病理・18
文献概要
症例:3歳,女児
最近になり,嘔吐および腹痛がみられたため,近医を受診.腹部腫瘤が触知され,精査にて卵巣と思われる部位に充実部と嚢胞部が混在する腫瘤が認められた.血中のAFPは1,705ng/mlと上昇しており,開腹術が施行された.Fig 1は摘出された左卵巣腫瘍(11×7×6cm)で,Fig 2,3,4はその組織像(HE染色)である.
1.肉眼診断として何を考えるか.
最近になり,嘔吐および腹痛がみられたため,近医を受診.腹部腫瘤が触知され,精査にて卵巣と思われる部位に充実部と嚢胞部が混在する腫瘤が認められた.血中のAFPは1,705ng/mlと上昇しており,開腹術が施行された.Fig 1は摘出された左卵巣腫瘍(11×7×6cm)で,Fig 2,3,4はその組織像(HE染色)である.
1.肉眼診断として何を考えるか.
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