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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科54巻12号

2000年12月発行

文献概要

今月の臨床 ART最新情報—妊娠率向上のために 卵巣刺激・受精

3.自然周期(clomiphene周期)採卵法の実際

著者: 貝嶋弘恒1 寺元章吉1 加藤修1

所属機関: 1加藤レディスクリニック

ページ範囲:P.1372 - P.1375

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 体外受精の歴史もイギリスのルイーズ嬢誕生から早20年が経過した.そもそも自然周期からスタートしたARTであったが1),採卵率,妊娠率の低さから,Gn-RHa製剤+HMGを使用した排卵誘発により多数の卵子を得る刺激周期が主体となり,複数個の胚を移植,妊娠率の向上を目指した.妊娠率はある程度向上したものの,OHSSをはじめとする副作用の問題,さらには多胎の問題が生じた.
 われわれは,当初より自然周期による体外受精を主体とし,刺激周期に匹敵する妊娠率を維持してきた.ここに当院の方法を踏まえた自然周期の実際を紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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