文献詳細
今月の臨床 ART最新情報—妊娠率向上のために
卵巣刺激・受精
文献概要
ARTで妊娠を達成するために最も重要な点は,良好に成熟した卵を得ることである.そのため諸種の卵巣刺激法が開発され(表1),現在,GnRH agonist併用法が全世界の体外受精周期の85.3%で使用されている10).しかし,体外受精症例の65%はGnRH agonist併用法を反復使用しても妊娠に至らず11),各症例に応じた卵巣刺激法の選択・修正が必要となる.
卵巣刺激で卵のqualityを改善するには,1)卵巣刺激法の種類の変更,2)hCG投与時期の補正,3)卵巣刺激前の処置の3つが有効と考える.
卵巣刺激で卵のqualityを改善するには,1)卵巣刺激法の種類の変更,2)hCG投与時期の補正,3)卵巣刺激前の処置の3つが有効と考える.
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