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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科54巻12号

2000年12月発行

今月の臨床 ART最新情報—妊娠率向上のために

卵巣刺激・受精

4.卵のquality改善法

著者: 神野正雄1 岩下光利1 中村幸雄1

所属機関: 1杏林大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.1376 - P.1379

文献概要

 ARTで妊娠を達成するために最も重要な点は,良好に成熟した卵を得ることである.そのため諸種の卵巣刺激法が開発され(表1),現在,GnRH agonist併用法が全世界の体外受精周期の85.3%で使用されている10).しかし,体外受精症例の65%はGnRH agonist併用法を反復使用しても妊娠に至らず11),各症例に応じた卵巣刺激法の選択・修正が必要となる.
 卵巣刺激で卵のqualityを改善するには,1)卵巣刺激法の種類の変更,2)hCG投与時期の補正,3)卵巣刺激前の処置の3つが有効と考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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