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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科54巻2号

2000年02月発行

文献概要

今月の臨床 ホルモン療法のピットフォール—あなたの方法は間違っていませんか 月経異常の治療

6.黄体機能不全に対するゲスターゲンの投与時期は

著者: 苛原稔1 青野敏博1

所属機関: 1徳島大学医学部産科婦人科

ページ範囲:P.130 - P.131

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黄体機能不全の治療
 黄体機能不全には,いまだ明確な定義は確立されていないが,臨床的基準として,①基礎体温測定で高温相が10日未満,②黄体期中期の血中プロゲステロン値が10pg/ml未満,あるいは③子宮内膜日付診で2日以上のずれなどから診断されている.
 黄体機能不全の治療法としては,hCG製剤による黄体刺激法や性ホルモン製剤による黄体ホルモン補充療法が用いられる.hCG製剤による黄体刺激法では,hCG製剤3,000単位を隔日に3回程度投与する.また,性ホルモン製剤による黄体ホルモン補充療法では,経口ゲスターゲン製剤を10日間連続内服させる.いずれも基礎体温が高温化したのを確認してから投与する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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