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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科54巻2号

2000年02月発行

今月の臨床 ホルモン療法のピットフォール—あなたの方法は間違っていませんか

不妊治療

1.第2度無月経にクロミフェン療法は

著者: 木元正和1 深谷孝夫1

所属機関: 1高知医科大学産科婦人科

ページ範囲:P.136 - P.137

文献概要

 クエン酸クロミフェン(CC)は排卵誘発の第1選択薬で,遅延排卵,無排卵周期症,第1度無月経など比較的軽症の排卵障害に対して用いられている薬剤である.基本的には,ゲスターゲン試験により消退出血が確認された症例が適応であり,エストロゲンおよびゲスターゲン投与によりはじめて消退出血が出現するような第2度無月経に対しては適応とならない.しかし,その効果が期待できないにもかかわらず第2度無月経に対してCCを投与している例もみられる.本稿では,そのCCの薬理作用と正しい対処法について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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