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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科54巻2号

2000年02月発行

文献概要

今月の臨床 ホルモン療法のピットフォール—あなたの方法は間違っていませんか その他

2.子宮筋腫へのGnRHアゴニスト投与の目的は

著者: 太田博明1 牧田和也1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.174 - P.175

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 子宮筋腫は子宮の筋層より発生する良性腫瘍で,婦人科の腫瘍のなかでも最も多いものの一つである.子宮筋腫の多くは無症候性で,検診などで偶然発見されるものも多いが,過多月経,月経痛,腰痛などの随伴症状を伴うものも少なくなく,日常臨床では治療の対象となる場合も多々みられる.子宮筋腫の根治的治療はいうまでもなく外科的治療(手術療法)(表1)であるが,近年保存的治療法として,ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)アゴニスト製剤も頻用されている.
 そこで本稿では,子宮筋腫に対するGnRHアゴニスト投与の目的について改めて検証してみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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