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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科54巻2号

2000年02月発行

今月の臨床 ホルモン療法のピットフォール—あなたの方法は間違っていませんか

その他

6.ピルの乳汁分泌への影響は

著者: 田中奈美1 西田正人1

所属機関: 1筑波大学臨床医学系産婦人科

ページ範囲:P.184 - P.185

文献概要

 経口避妊薬(ピル)は1960年代初頭に欧米で認可された後も研究と改良が重ねられ,欧米では避妊法の主流となっているが,日本では情報の不足や,認可が大幅に遅れたこととも関連して,避妊法の約1%(1998年)を占めるにすぎない1).1999年9月に低用量ピルがようやく認可され,今後使用者が増加する可能性がある.この際問題となるのが授乳中のピルの使用である.授乳中の患者がコンドーム以外の避妊法を求めて来院した場合,産褥期のIUDは子宮穿孔の危険性や,自然抜去しやすいといった理由から,ピルが処方されることが考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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