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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科54巻2号

2000年02月発行

連載 産婦人科キーワード・47

パピローマウイルスと子宮頸癌

著者: 西村正人1

所属機関: 1徳島大学産婦人科

ページ範囲:P.190 - P.190

文献概要

語源
 パピローマウイルスpapilloma virusはパポバウイルス科papova virusに属する小型のウイルスであり,2本鎖環状DNAをもち,正20面体粒子を構成する.papillomaとは英語で「乳頭腫」を意味し,感染するとヒト,ウシ,ウサギなどに乳頭腫を作ることからこの名がつけられた.Papova—virusはpapillomavirus,polyomavirus,SV 40(vacuolating agent)の頭文字からその名が付けられたものであるが,パポバウイルス科のなかでヒトに対して腫瘍を作るものはhuman papil—loma virus(HPV)のみである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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