文献詳細
今月の臨床 新生児外科の最前線—産科医としての必須知識
文献概要
超音波検査に代表される画像診断の進歩は,周産期診療のあり方を大きく変貌させてきた.胎児診断が行われることにより,出生後の児の治療方針が明確にされることは,当然われわれ医療側にとってありがたいものであるが,同時に両親の精神的なサポートにも貢献していると考えられる.
しかしこの超音波検査も万全とはいえず,胎児の位置や母体の皮下脂肪などのために十分な評価ができない症例に遭遇することがある.このような超音波検査の弱点を補うものとして,磁気共鳴画像(MRI)が胎児診断にも有用であることをわれわれは報告してきた1).ここでは胎児を対象としたMRIについて,その適応と利点を中心に述べてみる.
しかしこの超音波検査も万全とはいえず,胎児の位置や母体の皮下脂肪などのために十分な評価ができない症例に遭遇することがある.このような超音波検査の弱点を補うものとして,磁気共鳴画像(MRI)が胎児診断にも有用であることをわれわれは報告してきた1).ここでは胎児を対象としたMRIについて,その適応と利点を中心に述べてみる.
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