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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科54巻3号

2000年03月発行

文献概要

今月の臨床 新生児外科の最前線—産科医としての必須知識

胎児MRI検査の適応と要点

著者: 川鰭市郎1 高橋雄一郎1 玉舎輝彦1

所属機関: 1岐阜大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.224 - P.226

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 超音波検査に代表される画像診断の進歩は,周産期診療のあり方を大きく変貌させてきた.胎児診断が行われることにより,出生後の児の治療方針が明確にされることは,当然われわれ医療側にとってありがたいものであるが,同時に両親の精神的なサポートにも貢献していると考えられる.
 しかしこの超音波検査も万全とはいえず,胎児の位置や母体の皮下脂肪などのために十分な評価ができない症例に遭遇することがある.このような超音波検査の弱点を補うものとして,磁気共鳴画像(MRI)が胎児診断にも有用であることをわれわれは報告してきた1).ここでは胎児を対象としたMRIについて,その適応と利点を中心に述べてみる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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