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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科54巻4号

2000年04月発行

今月の臨床 生殖内分泌と不妊診療の最新データ

思春期

4.原発性無月経・遅発月経

著者: 和田真一郎1 佐藤修1 星信彦1 櫻木範明1 藤本征一郎1

所属機関: 1北海道大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.354 - P.361

文献概要

 日本産科婦人科学会では,18歳で初経を認めないものを原発性無月経,15歳以上で初経を認めるものを遅発月経と定義している.現在わが国では,環境因子などの変化により初経年齢は低下し,中学2年生(13〜14歳)における既経率は96.1%であり,15歳で初経をみないのは4%に満たない1).原発性無月経・遅発月経の原因は多岐にわたっており,治療が困難な例も少なくないが,疾患によっては早期の治療を要するものもある.本稿では,原発性無月経の原因疾患・診断・治療について言及するが,15歳以降で初経がなければ原因を調べ,場合によっては治療を開始すべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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