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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科54巻4号

2000年04月発行

今月の臨床 生殖内分泌と不妊診療の最新データ

性成熟期

2.月経異常

著者: 安達知子1

所属機関: 1東京女子医科大学産婦人科

ページ範囲:P.398 - P.402

文献概要

 月経とは,性ステロイドホルモンの周期的な消退による子宮内膜の剥脱性の出血をいう.近年,月経は従来いわれてきたような子宮内膜のネクロージスではなく,アポトージスによって起こることが明らかにされてきた1)
 正常な月経は,25〜38日の月経周期で,周期の変動は±6日以内,持続期間は3〜7日で,経血量は50〜250ml(血液量として50ml程度)とされている.ただし,初経直後に正常周期がみられるのは30〜40%にすぎず,約50%の人は4〜5年間無排卵のため,月経周期は乱れるといわれている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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