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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科54巻4号

2000年04月発行

連載 ARTシリーズ・15

凍結胚使用ARTの成功率はどのくらいだろうか?

著者: 矢沢珪二郎1

所属機関: 1ハワイ大学

ページ範囲:P.424 - P.424

文献概要

 1996年に施行されたARTの少なくとも15%,すなわち9,290例は凍結胚のみを使用して行われた.図は凍結胚と新鮮胚の使用による成功率を比較したものである.胚のあるものは凍結や解凍を経ることにより生存不可能となる.解凍卵全体に占める生存出産数の割合は,必然的に胚移植数に占める生存出産数の割合よりも低くなる.しかしながら凍結胚を使用したART周期では,卵巣の刺激と卵の採集という手間が省けるのでボーナスと考えることもできる.凍結胚を使用したART周期は,同じ理由で,新鮮周期の場合よりも低コストとなる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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