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今月の臨床 生殖内分泌と不妊診療の最新データ 不妊治療の問題点
3.ARTによる妊娠の予後
著者: 中村幸雄1 神野正雄1 小野寺潤子1 星合敏久1 菅原新博1 酒井謙1 尾崎恒男1
所属機関: 1杏林大学医学部産婦人科
ページ範囲:P.616 - P.621
文献購入ページに移動また本稿では,妊娠の予後を,①妊娠の診断から出産までの転帰と,②出生した児のその後の発育・発達,の二つに分けて論ずることとした.①の出産までの転帰に関しては,日本国内2)および世界全体3)における調査集計報告が毎年から数年ごとに行われているので,それらをまとめて若干の考察を加えた.②の出生児の発育・発達に関しては,人種・社会の影響が大きく左右するため,日本国内の調査が有益と考えるが,全国的な統計は集められておらず,また過去の報告もあまり多くない.そこで当院の体外受精・顕微授精により妊娠し,出産した児の親にアンケート調査を直接行うこととした.
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