icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科54巻5号

2000年05月発行

今月の臨床 ハイリスク分娩の管理指針

ハイリスク胎児の分娩管理

2.多胎分娩のリスクと対策

著者: 末原則幸1

所属機関: 1大阪府立母子保健総合医療センター

ページ範囲:P.658 - P.660

文献概要

 多胎は単胎に比べて周産期死亡や新生児死亡が高いことが知られている.これは,多胎妊娠では合併症の頻度が高いことや早産が多いことと関連し,また先進児に比べて後続児での周産期死亡率が高いことも指摘されている.これは先進児に比べて後続児において胎児仮死など分娩中の異常が多いこととも関連している.
 多胎の分娩中のリスクを減少させるためには,より望ましい分娩様式の選択が不可欠である.これには多胎の胎位の組み合わせと妊娠週数,児の推定体重が参考になる.また双胎・多胎の分娩中に発生したトラブルに際しても,迅速かつ適切な対応が求められている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら